# 地図

# 洪水・土砂災害逃げどきマップ

逃げどきマップは、どのような行動をどんなタイミングで行うべきなのかを判断するための地図です。 およそ1000年に一度の確率で降る大雨による洪水から想定される浸水の深さ、家屋が倒壊するおそれのある区域、浸水が続く長さと、土砂災害により人的被害のおそれがある区域が表示されます。 場所を選択すると表示される洪水・土砂災害逃げどき判定から大規模な水害時に自宅に留まることができるかどうかを判定できます。

ご自身の判断で行動してください

洪水・土砂災害逃げどき判定に示される判定結果は、あくまで想定されるひとつのシナリオをもとにしたものです。実際の洪水はそのとおりに発生するとは限りませんので、気象情報や水位情報、避難情報など、周辺の状況に注意をはらって、ご自身の判断で適切に行動してください。

# 洪水浸水想定区域

国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所と和歌山県により作成された河川別、洪水規模別の浸水想定区域が表示されます。

# 河川

河川を選択します。

# 規模

洪水の規模を選択します。

計画規模
河川整備で目標としている降雨による浸水
想定最大規模
およそ1000 年に一度の確率で降る大雨による浸水

# 種類

表示の内容を選択します。

浸水深
浸水の深さの最大値
浸水継続時間(想定最大規模のみ)
50cm以上の浸水が継続する時間

# 津波浸水想定区域

平成25年3月に和歌山県が公表した「南海トラフ巨大地震」及び「東海・東南海・南海3連動地震」による想定を基に作成した津波による浸水区域を表示します。

地震 マグニチュード 最大津波高 到達時間
東海・東南海・南海3連動地震 8.7 7m 11分
南海トラフ巨大地震 9.1 14m 5分

# 種類

浸水域
2つの地震による津波の浸水範囲を表示します。
南海トラフ巨大地震津波 浸水深
南海トラフ巨大地震による津波の浸水深を表示します。
南海トラフ巨大地震津波 到達時間
南海トラフ巨大地震による津波の到達時間を表示します。到達時間は、地震発生から浸水深1cmの津波が到達するまでの時間を表しています。

# 浸水被害実績

過去の集中豪雨や台風時に浸水被害が発生した区域を表示します。
浸水被害実績は、項目ごとに表示/非表示を切り替えられます。

注意

  • 浸水被害実績は、写真判読図及び住民へのヒアリングで確認できた箇所のみ掲載しています。
  • 平成23年台風12号以前の浸水実績については、新宮地区のみの実績を掲載しています。

# 土砂災害警戒区域

和歌山県により指定された土砂災害の警戒区域を表示します。
土砂災害警戒区域は、種別ごとに表示/非表示を切り替えられます。

# 土砂災害の種類

急傾斜地の崩壊
地面にしみ込んだ水が斜面をゆるめ、雨や地震などの影響によって急激に斜面が崩れ落ちること
土石流
山腹や川底の石や土砂が、長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流されること
地滑り
地下水などの影響により、地面が広い範囲にわたってゆっくりとすべり落ちること

# 土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域

土砂災害警戒区域
急傾斜地の崩壊等が発生した場合には住民等の生命又は身体に危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域で、土砂災害を防止するために警戒避難体制を特に整備すべき土地の区域
土砂災害特別警戒区域
上記土砂災害警戒区域のうち、急傾斜地の崩壊等が発生した場合には建築物に損壊が生じ住民等の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域で、一定の開発行為の制限及び居室を有する建築物の構造の規制をすべき土地の区域

# 指定避難所・指定緊急避難場所

各災害に対応する指定避難所、指定緊急避難場所を表示します。

指定避難所
災害の危険性があり避難した住民等や、災害により家に戻れなくなった住民等を滞在させるための施設(災害が発生したあと、自宅が被災し戻れなくなった住民等が「避難所生活」をする施設)
指定緊急避難場所
災害が発生し、又は発生のおそれがある場合にその危険から逃れるための避難場所として、洪水や津波などの異常な現象の種類ごとの安全性等の一定の基準を満たす施設又は場所(災害から逃れるために、いっとき(一時)の間、緊急的に避難する施設や場所)

# 安全レベル

★の数で指定避難所・指定緊急避難場所の安全レベルを表します。

ご注意ください

★がない避難先は、その災害時には避難できません。

補足

★は屋内、☆は屋外の避難場所を表します。

# 風水害避難場所(洪水・土砂災害)

安全レベル 考え方
★★★ 土砂災害や浸水が発生した場合でも十分に安全
★★ 土砂災害や浸水が発生した場合でも一定の安全を確保することが可能
大規模災害等が想定される場合には開設されないか、開設されたとしても危険が迫った場合には閉鎖される可能性がある
★(注) 土砂災害警戒区域に位置しているため、より安全な避難先を目指す必要がある

# 津波避難場所

安全レベル 考え方
★★★ 標高が高く浸水の危険性のない安全な場所
★★ 浸水が想定されている場所に近く、安全レベル3の場所に避難する余裕がないときの緊急避難場所
浸水の危険性があり、安全レベル2や3の場所に避難する余裕がないときの緊急避難場所